青磁の人間国宝 中島宏の実兄で、才能を惜しまれ若くして他界した中島均の辰砂釉 花瓶です。 ふくよかでゆったりとした造形感覚はやはり兄弟、たいへんよく似ています。 若くして他界されたので、現存する作品数は少なく希少な一品です。 中島均（昭和１２年～？） 昭和１２年に生まれ実弟人間国宝中島宏とともに中島製陶所で働き始め、 昭和３３年に日展初入選を果たす。 その後数々の賞を受賞し、昭和３９年には東京・横浜で６年間遊学、昭和４７年に帰郷。 造形に対して強い美意識と信念を持ち幅広く活躍、 中島宏は昭和３３年に兄の均が日展入賞したことがきっかけで陶芸家としての道を歩み始めました。 人間国宝の歩みの原点となったきっかけを作ったのがこの兄の中島均でした。 主な受賞歴 日展入選、西日本工芸展最高賞、日本現代工芸展入選、佐賀美術協会会員優勝 飾っていたのみのため、とくに傷もなくきれいな状態です。