古いトリオ(ケンウッド)のイヤフォンです。品番KH-0.5となります。ヘッドホン近代博物館によればSONYのMDR-E252(1982年5月発売)よりも早くリリース(1981年12月)されています。SONYの歴史にはそんなこと一切書かれておりません(定説ではMDR-E252が世界初のイヤフォンということになっております) 事実なら本品こそが量産品として世界初のイヤフォン(インナーイヤー型ヘッドフォン)ということになるかと思います。それを差し引いてもTRIO最初のイヤフォンなのは間違いございません。奇跡の動作品です。 20年程前に東京に住んでいた頃、よく大井競馬場のフリーマーケットに通っておりました。入手した当時でもかなり古いものでした。古いイヤフォンは断線していることが多く実際に使用可能なものは珍しいと思います。 音質については、インナーイヤー型最初期のものということもあり、決して良くはありません。個人の感想です。音質よりも歴史的、記念碑的な価値のあるものかと思われます。 写真の通り傷などございますが、古いイヤフォンの動作品自体が大変希少なものかと思いますので、この機会にお探しの方にお譲りしたいと思います。 写真4と5はヘッドホン近代博物館のスクショです。ご参考までに。 全長120センチ程、3.5ミリ3極のステレオミニプラグです。 付属品はございません。本体のみです。 下記はカタログ上の仕様です。 価格 3,300円 ■型式 ダイナミック型セミオープンエアタイプ ■振動板9ミクロン厚マイラーフィルム ■インピーダンス 322 ■再生周波数帯域 20-20,000Hz ■許容入力 50mW ■感度 102dB/1mW ■コード1.2m ステレオミニプラグ ■重量 15g（コード含まず） ■発売 1981年12月 ■販売終了1985年頃 ■備考 愛称は「プチホーン」 インナーイヤー型としてはソニーよりも古い。 ミニ→標準変換プラグ付き 如何でしょうか？