マリア・バローニナさんのウッドバーニングマトリョーシカ(7P)の新作『親指姫"Tommelise"』です♪(2025年2月) デンマークの童話作家であるハンス・クリスチャン・アンデルセンの代表作の一つで、背景にはアンデルセンの故郷オーデンセの田園風景が描かれています。 ＊サイズ…約19.5cm,15.0cm,11.5cm,9.0cm, 6.5cm,5.0cm,3.5cm ＊仕　様…マットニス仕上げ ＊素　材…木製 『親指姫』 昔、子供が欲しかった一人ぼっちの女の人が魔法使いから一粒の種をもらいました。たちまち芽が出たそのつぼみの中に小さな可愛い女の子が座っていました。 親指姫はチューリップの花から生まれた親指ほどの大きさの小さい少女です。 夜になるとクルミの殻のベッドで眠ります。おふとんは花びらでした。 ある晩、ヒキガエルのお母さんが寝ている親指姫を見つけました。「あら可愛い。息子のお嫁さんにちょうどいいわ。」と親指姫を連れて行き睡蓮の葉っぱに乗せました。親指姫はシクシクと泣き出しました。するとその声を聞いた魚が集まり、睡蓮の茎をかみ切ってくれました。親指姫は飛んでいた蝶々にお願いして腰のリボンンを結んで葉っぱを引っ張ってもらいました。 今度はそれをコガネムシが見つけました。 コガネムシは親指姫を捕まえると森の奥に置き去りにしました。寒さに震えながら歩いていた親指姫は野ネズミの家を見つけました。こうして親指姫は野ネズミのおばさんと一緒に暮らすことになりました。 野ネズミの家の地面の奥にはお金持ちのモグラが住んでいて、モグラは親指姫を気に入ってしまいました。 ある日、優しい親指姫は怪我をし倒れているツバメを見つけ毎日ツバメの世話をしました。春になりすっかり元気になったツバメは親指姫に礼を言うと南の国へ飛んで行きました。 夏が来て、野ネズミのおばさんは親指姫に秋にモグラと結婚するように言いました。親指姫は悲しくなって泣き出しました。 夏の終りの日、あの時助けたツバメが「親指姫、お迎えに来ましたよ」と言っで親指姫を背中に乗せて大空を飛んで行きました。 着いたのは花の国。ツバメは花の上に親指姫をおろすと親指姫と同じくらいの大きさの花の国の王子が立っていました。王子は親指姫の背中に羽をつけてくれました。 それから親指姫は花の国の王子と結婚していつまでも幸せに暮らしました。