1917年〜1933年まで、QL327、LQ327、L327と、モデル名と細部のパーツの作りを改良しながらモデルチェンジが行われてきた、クイックライトの327系のモデル。 そんな中で、今回ご紹介するのは、 1910年代後半から1920年代前半製造の、QL327セカンドモデル セカンドモデルという呼び名が正しいのかは、分かりませんが、パーツ構成は最初期のファーストモデルの特徴をところどころ残しつつも、変更がなされています。 しかし、やはり1920年代中盤からの327モデルとは違いがありますね そんな違いを見比べるのも面白い、希少なモデルとなります。 1920年代中盤からの327モデルとの、主な違いを上から見ていくと、 ①貫通穴無しのボールナット ②ベンチレーターにはエンボスロゴがなく、下段傘に3箇所切り込みあり ③角のあるバーナーキャップ ④フレーム底部の中心には穴はなく、端に点火窓付き←ILやNL323から流用されているとても希少なフレームです ⑤三列穴タイプのカラー(スチールにメッキ) ⑥鉄製のバルブステム ⑦上段が薄型の燃料キャップ ⑧細い管のフューエルチューブ などなど、様々な違いのあるモデルです。 【状態】 ●ベンチレーターは、真鍮にメッキ加工です。比較的メッキがキレイに残っています。ごく僅かな小さな凹みがあります。 ●グローブは通称鉄仮面と呼ばれるタイプの、リプロマイカグローブとなります ●タンク内部は、錆除去処理しております。 【動作及び交換部品】 ●本体は動作及び1時間点灯確認済み ●各パーツ分解、清掃、磨き、調整済 ●ジェネレーターは、オリジナルのQ99を使用しています ●燃料バルブ内部グラファイトパッキンを新品交換 ●燃料キャップに耐油ゴムパッキンを取付 ※当ランタンの加圧には、ハンドポンプが必要です。お持ちでない場合は、別途ご紹介させて頂きますので、必要な場合は事前にお伝えください。 ※数十年以上経過したビンテージ品のため、凹みや傷等がある場合がございます。出来る限り写真や説明にて記載するようにしておりますが、写真では光の加減等で分かりづらかったり、説明が不十分な場合もございます。気になる部分は事前にお気軽にお問合せください。 #ビンテージランタン #コールマンランタン