190７ エドワード7世 ソブリン金貨　聖ジョージ竜退治 このコインはオーストラリアのメルボルンで造られたものです。裏面の馬の足元の地面の下の方、1910年の9と1の間の真上にMの文字があることからメルボルンで造られたことがわかります。 オーストリアのソブリンには他にシドニー鋳とパース鋳がありますが、それぞれSとPの文字で判別できます。オーストラリアの3都市で造られたソブリンは、SPINK社のカタログでも高い評価になっています。 そしてこちらのコインはその中でM S６３と高い評価です。 エドワード朝の栄華　20世紀初頭アンティークコインの秀作 今回、出品いたしました5ソブリン金貨は、エドワード7世が母ヴィクトリア女王から継承した大英帝国の絶頂期を象徴する傑作です。 コイン表面　母ヴィクトリアの長期在位の後、59歳で即位した壮年期のエドワード7世の写実的なポートレート。ヴィクトリア期後半のロイヤルミントで活躍したコインデザイナー、ジョージ・ウィリアム・デ・ソールズが創造した傑作。描写されている王の柔らかな眼差し。肖像の周囲を見ると、当時の英国の全世界的覇権を象徴する荘重な碑文。神の恩寵による大英帝国国王にしてインド皇帝エドワード7世　忠誠の守護者と読むことのできるこの碑文が、中央のエドワード7世の貫禄あるポートレートを一段と際立たせています。 コイン裏面 1817年の初登場以降、歴代英国王の治世を象徴するソブリン金貨の裏面を彩ってきた英国王位の永遠の象徴聖ジョージの龍退治の場面が刻まれています。このデザインは、ナポレオン戦争後の荒廃する英国に彗の如く姿を現した稀代の才人、ベネデット・ピストゥルッチの自由な想像力の成せる業です。 真贋については鑑定会社NGCにより保証されます。コインの状態についてもN G C ホームページから検索しご確認できます。 種類...穴銭/古銭 種類...外国貨幣/硬貨